好きな相手を束縛するにもほどがある!?派遣OL美咲の恋愛給湯室

このコーナーでは、恋愛経験豊富な派遣OLのあたし、美咲(29歳)が
後輩の才媛OLの凛子(27歳・名門女子大卒、当たり前だけど正社員)と
ギャル系OLのミユ(21歳・もちろん派遣)と一緒に恋の成就の秘訣を伝授します。
まあ、ただの給湯室の井戸端会議という話もあるんだけど……。

第16回 間違いだらけのオトコ選び~その6~
結局、イイ男はどこにいる!?

恋愛のチャンスをつぶす“スペック重視主義”

今までR子の歴代彼氏の“だめんず”ぶりを見てきたわけだけど、
でも、自分の過去の恋愛を振り返ってみても、
R子ほどヒドくないにしても実は似たり寄ったりなんだよね。
イイ男ってどこにいるんだろうって、改めて思っちゃうよー。

ていうか、イイ男の定義って何?



「そういう定義って、人によって違うんじゃないですか?
好みなんて人それぞれだし。
私は仕事のできるクレバーな男性かな」

「あたしは顔の良い男」

「あたしは個性的な男かなー」

いやいや、だからさ、
結局そう言ってるけど、訳わかんない男と付き合ってきたわけじゃん。

現実問題として、仕事のできる男は“仕事しかできない”男だったり、
顔の良い男は“顔しか良くない”男だったり、
個性的な男は“個性しかない”男だったりするわけよ。

“仕事ができる”とか“顔が良い”とか“個性的”とか、そういう
スペック的な観点からだけで見てると、
イイ男なんて見つからない
かもしれないねー。

「確かに、スペックを重視しちゃうと、
確率的にもイイ男と出会うチャンスが減っちゃいますよね。

私の場合、“仕事のできる男”という前提だから、
そういう男性の中から好きな人を探すことになっちゃいますもんね。
間口が狭まっちゃうというか……」

そうそう、そういう“スペック重視主義”みたいなせいで、
出会いのチャンスを自らつぶしてんじゃないかと思うんだよねー。

自分の好みからはずれてたとしても、
気になる男とかって絶対いるはずだし、
今までもいたはず
なんだよね。
でも、スペックにこだわるあまり、そういうイイ男と知り合う機会を逃してきたかもしれない。

「そっかなー。
あたしはイケメンしか眼中にないけどなー」

「あたしも~。
だって、ストライクゾーンが広いと、
ついつい妥協しちゃって好みじゃない男と付き合っちゃいそうじゃないですかー」

アンタの場合、
妥協も何もロクでもない男としか付き合ってないじゃん。
普通、どんなに妥協しても、あんな男たちとは付き合えないって!

それにアンタのストライクゾーンは広いとか狭いとかじゃなくて、
そもそもヘンなんだよ。
アンタのストライクは、あたしらからすると“大暴投”だよー。

「それ言えてる~(笑)」

「てか、アンタ笑いすぎ!」

全てが完璧なのに彼女がいないのはなぜ?

    

「美咲さんの言う通り、
自分の好みの条件を満たしていない
男性の中にもイイ男がいる
んだとしたら、
じゃあイイ男の定義って何?ってことになりますよね」

    

そうなんだよね~。
自分の好みと関係ないとしたら、
何がイイ男の定義なんだかわかんなくなっちゃうんだよねー。

でも、よく考えたら、
男に惚れるときって、
ふとしたことがキッカケ
だったりするよね?

「そうなんですか?
あたしは顔が良くなけりゃ惚れないって、心に固く決めてますけどね」

「確かに、そういうことってありますよね。
惚れるというより、気になるって言ったほうが
いいかもしれないですけど。

でも、そういう気になる人が
自分の要求するスペックを持ってなかったら
恋愛対象として考えなくなっちゃうんですけどね」

    

逆に、
仕事ができてセンスがよくてカッコよくて中身もいい男なのに
彼女がいない男ってのもいるじゃん。だから、
実はスペック的なものって、
恋愛にはそれほど重要じゃないのかもしれない。

「えー、じゃあ、何を基準に好き嫌いを決めりゃいいんですか?」

何を基準に、とか言ってる時点でもうダメなような気がする。
でも、また堂々めぐりになっちゃうんだけど、
イイ男の定義って何?ってなっちゃうんだよね。

「よくわからないですけど、
一緒にいて楽だとか楽しいみたいなことはどうですか?」

「それはあるかも。
あたしもイケメンと一緒にいると楽しいもん」

「あたしも個性的な人といると楽しいですよ」

でも、アンタらの場合、
その楽しいのが長続きしないわけじゃん。

「だって、顔が良いだけで他に何もないんだもん」

だから、それは結局イイ男じゃないんだって。
凛子の言うのとは全然違うよー。
なぜ一緒にいて楽しいとか楽なのか、という考えなきゃいけないね。

「そういう一緒にいて楽しいとか楽な人って、
私の良いところも悪いところも
よく理解してくれている
ような気がします。
上っ面だけでなく、ちゃんと私と向き合ってくれているというか……」

そうだよね。
あたしらだって男の人にいつも良い面だけしか見せるってわけにはいかないもんね。
でも、それは男のスペックばかり気にしてるあたしら女にも言えるかもね。

「恋愛には忍耐力が必要なのかも」

「我慢なら、あたしも結構してきましたよ」

いやいや、アンタのは我慢比べみたいなもんだから。そうじゃなくて、
恋愛というのは忍耐強く
コミュニケーションを取ることが大事
っていう意味よ。

大体、男でも女でも相手の嫌なところが見えたら、
すぐ嫌いになっちゃう場合が多いじゃん。
そういうのだと、どんな相手でも長続きしないよね。

「恋愛しているときって、
良いときもあれば悪いときもありますからね。
それを一緒に乗り越えていける相手が“理想の人”なんでしょうね」

そうそう、
悪いときとか相手の嫌な面とかから逃げない、
というのが大事よね。

スペック的な浅い関係じゃなくて、
お互いの価値観をすり合わせる努力をしていけるような
深い関係を築けるかどうかが、恋愛には必要なのかもしれない。
そういう意味じゃ、
“イイ男”っていうより
“いい恋愛ができる相手”を探すべき
なんだろうね。

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